活動報告

初めてのソウル

美術館に勤務していた頃、知り合いになった方に美術家の奈良美智さんがいます。

彼は、「ソウルの街に行ったとき、初めてなのに何故か懐かしい感じがした。」と言っていました。

実は、私も同じでした。

20年近く前、初めてのソウルを一人で恐る恐る歩きました。

少しずつ周りが見えるようになってきました。

そのうち、思う存分、歩こうと思いはじめました。

ふと目に入った椅子に腰掛けて、人の流れを見ることにしました。

周り人が次第に和服や韓服となり、ビルが瓦屋根の家に変わって行きました。

京城銀行前の広場2.jpg

普信閣と電車3.jpg

目が覚めました。変な気分でした。

私は、その日からソウルに取りつかれてしまったのであります。

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